相続への想い
相続への想い
「うちは財産なんかないから相続なんて考えなくて大丈夫」
こんな言葉どこかで聞いたり、心の中で思っていたりしませんか?
私は相続のご相談をお受けするとき、次のような言葉をよく聞きます。
「うちが相続でこんなに苦労するとは思わなかった」
古代ローマの時代から『法は家庭に入らず』という格言があるように、仲良く暮らしている親子・兄弟姉妹は、やがてくる相続の話などご法度だと暗黙の了解があるかもしれません。相続=死を連想させるのも大きな原因のひとつでしょう。
しかし、相続は人が亡くなると同時に起こるのです。
法が入らなかった場所に、突然、法が入ってくるのです。
司法書士になって10年以上様々な相続を見てきましたが、以前より明らかに傾向が変わったなと実感を持っています。
私がこの職に就いたころは、ご長男がすべて相続するといったケースが多かったのです。
でも最近では兄弟姉妹均等に相続するようなケースが多くなってきた印象があります。
この原因を私なりに考えたのですが、ひとつとして今までわずかにあった戦前の家督相続の考え方が完全に消え失せたのではないかと思っています。
また、インターネットの普及によって多くの情報を入手することで、相続人の方それぞれが権利意識を持ち始めたというのも理由ではないかと感じています。
法が家庭に入るようになってきたのです。非常に素晴らしいことだと思います。
ただお互いが権利を主張しあってトラブルの素になってしまうのは本当に残念なことだと思います。
相続は準備をしておけばトラブルになるようなことはありません。
準備していない状態であるとき突然法律問題になるから争族になってしまうのです。
これでもまだ「うちは財産ないから…」と思っている方がいれば、もう一言ございます。
財産は少ない方がモメますよ!
きちんと法を理解し、身の回りの状況を整理し、しっかりと準備すれば、法はきっと家庭の幸せのために一役買ってくれます。
なぜなら法は人が作ったものだからです。民主主義国家では人が人のために法を作ります。人のためを思って作っている法だからこそ、うまく活用すれば必ず幸せをもたらせてくれる、私はそう信じています。
私たちは、すでに起きた「相続」、これから起こる相続に備える「遺言」、相続までの期間を補完する「成年後見・家族信託」を通じて、法が家庭に寄り添うお手伝いをすることをミッションとして業務を遂行していきます。
横浜・関内 相続・遺言相談センター
司法書士・行政書士・土地家屋調査士 サンシアス
この記事を担当した司法書士
司法書士サンシアス
代表
丹 茂孝
- 保有資格
司法書士 行政書士 土地家屋調査士
神奈川県司法書士会登録第1426号
簡裁訴訟代理権認定番号第601465号
神奈川県行政書士会登録登録番号第16090386号、会員番号5077号
神奈川県土地家屋調査士会登録第3030号
公益社団法人成年後見センター・リーガルサポート会員
一般社団法人家族信託普及協会会員- 専門分野
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不動産登記全般、相続全般
- 経歴
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神奈川県司法書士会所属。平成18年度に司法書士試験に合格し、平成20年に神奈川司法書士会に登録。平成21年に行政書士試験合格。平成27年に土地家屋調査士試験合格。平成28年に行政書士と土地家屋調査士も登録。地域では数少ない、司法書士と行政書士と土地家屋調査士のトリプルライセンスを保有している相続の専門家として、横浜市内の相続の相談に対応している。