外国人の相続を進めた事例
状況
不動産の相続手続きをしたいということで、小林様(30代・仮名)がいらっしゃいました。
亡くなったのはご主人様ということでしたが、国籍は南アジアにあるイスラム教徒主体の国でした。
ご主人は祖国に帰郷しているときに交通事故に巻き込まれて亡くなったらしく小林様との間に小さなお子さんが2人いらっしゃいました。
司法書士の提案&お手伝い
ご自身でのお手続きは困難ということで相続手続き丸ごと代行サポート(遺産整理業務)にて承りました。非常にイレギュラーな件でしたので、金額も加算がありトータルで50万円くらいになりましたが、それでも構わないし、不動産を売却してその代金でお支払いいただけるとのことで確約していただき、進めることといたしました。
外国人の方が亡くなったときは、基本的にその本国法によりますので、その法律を調べなければなりません。その業務から始めますので非常に時間がかかりますよ、ということでご了承いただきスタートしました。
当事務所にご依頼いただいたサポート
相続手続丸ごとサポート(遺産整理業務)>>
結果
相続人の方は全員日本国籍ですので、戸籍を取得すれば足ります。しかし、ご主人の分は当然ございませんので、それに該当するような本国の書類を出してもらう必要がありました。小林様は現地の言葉をご存じであり、ご主人様の親族を通して死亡証明書のような書類を入手していただきました。
次にどの国の法律が適用されるかです。これを調査するのが非常に難解でした。基本的には亡くなった方の本国法となるのですが、最終的には法務局との協議により、法の適用に関する通則法42条のただし書きを使って、日本法で処理を行うこととなりました。イスラム教主体の国の多くは相続できる人の資格としてイスラム教徒であることを定めていることが多いため、これを適用すると日本の人が相続できなくなりとてつもなく不合理だからです。
ご主人の両親からもそれで構わないという文書を小林様を通じてもらっていただき、それをもって無事に手続きは完了しました。
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この記事を担当した司法書士
司法書士サンシアス
代表
丹 茂孝
- 保有資格
司法書士 行政書士 土地家屋調査士
神奈川県司法書士会登録第1426号
簡裁訴訟代理権認定番号第601465号
神奈川県行政書士会登録登録番号第16090386号、会員番号5077号
神奈川県土地家屋調査士会登録第3030号
公益社団法人成年後見センター・リーガルサポート会員
一般社団法人家族信託普及協会会員- 専門分野
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不動産登記全般、相続全般
- 経歴
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神奈川県司法書士会所属。平成18年度に司法書士試験に合格し、平成20年に神奈川司法書士会に登録。平成21年に行政書士試験合格。平成27年に土地家屋調査士試験合格。平成28年に行政書士と土地家屋調査士も登録。地域では数少ない、司法書士と行政書士と土地家屋調査士のトリプルライセンスを保有している相続の専門家として、横浜市内の相続の相談に対応している。